2011.4.8 震災の影響で、建築資材の物流も混乱していましたが、
関西方面の商社に発注していた煉瓦が到着!!

なんと、ででんと3000丁!!!

届いたその日に、さっそく煉瓦積みです。

8煉瓦がきた!8煉瓦積み

イギリスのコッツウォルズストーンなど、石も検討しましたが、
メンテナンスのこと、日本の気候、(その前にコスト面でアウト
諸々検討して、注文したのは、「オーバーファイヤー煉瓦」。

煉瓦焼きの炉の中で、製品全体の一割ほどしか出来ないもので、
色や形にむらがあってダイナミックなのが特徴です。

様々な釉薬が熔変を起こし、一つ一つが個性的で、
焼き物を見ているようで、飽きません。

とは言っても、ネット注文で取り寄せたサンプル3個を見ても、
果して全体を積んだ時、どんな雰囲気になるのか、不安でもあり・・・・
実際に、パレットで届いた大量の煉瓦を荷解きした時に、現れた品物を見て、
「あ~!これこれ!!」って、小躍りしたいくらい嬉しくなりました

注文した仙人も、同じく賭けをするような気分だったのでしょう、
一つ一つの煉瓦を積みながら、これは美しすぎるから使えない・・・
これは真っ直ぐな辺が一か所もないからボツ・・・なんて
楽しそうに選別していました。そう、“初めは”楽しそうにね。。。

11煉瓦三段16煉瓦
4/11                    4/16
「出来るだけラフな感じに積んで」っていう要望は、
キチッっと美しく仕上げる事が当たり前の土建屋さん(仙人と義母)には「?」だったようで・・・・


20煉瓦21煉瓦
4/20                     4/21
素人の私が目地を詰めると、それがいい具合にラフに(笑)。

固まってしまうので、少量づつ作るセメントの配合も任され、
(砂をふるいに掛けるところからです)ここはラフじゃいけないと、
毎回ヒヤヒヤしながら練っていましたが。

25煉瓦の表は25煉瓦の裏は
4/25  ムラがちょうどいい感じ。裏は、一定のピッチで壁とワイヤで止めつけてあります。

2煉瓦カット12煉瓦カット2
丸鋸みたいなカッターで煉瓦を切断して、薄切りや変形に対応した形に加工。
摩擦熱で刃から火花が出るのを防ぐため、水をかけ流しながら。

2煉瓦カット4
サッシ枠に合わせて切った煉瓦ピッタリ


2煉瓦積み中22煉瓦積み中1
仙人が煉瓦を積んで微調整後、私が目地セメント詰め。
詰めながら、セメントを練ったり、煉瓦を運んだり・・・・。

なんだか「三匹の子豚」の煉瓦の家を思い出しましたが、
そういえば仙人は三男だ(笑)

6煉瓦風窓
見づらいですが、縁の下へ続く通気口。

最近の「煉瓦積み調」の壁は、積むのではなく、
金属レールに、薄いブリックタイルを通して張って、
チューブでコーキング的に目地を入れているものも多いです。

それは、工期の短縮(職人さんの日当が安く上がる)、職人の高度な技術が要らない、
壁の軽量化ができる、など利点もあって、一概に否定はしませんが、 

我が家が目指すのは、出来る限り、材料も工法も本物で昔ながらのもの。
キレイでピカピカ、ではなく、時を経るほと趣の増す、味のある家なので、
時間はかかるけれど、手積みを選択しました。

幸い、仙人が若い頃に得た技術や経験、
実家をはじめ、家作りの職人さんたちとの繋がりもあり、
普通に工務店・ハウスメーカーに依頼するのとは違った予算組で、
このような大掛かりな工事ができたので、ありがたいです。


03銅水切213銅水切1
積み上がった煉瓦のトップに、板金屋さんが銅の水切りを回し
雨仕舞いをしてくれました。S板金さんの仕事、エッジが美しい!!

銅板は、祖母の家の物置に巻きで有ったデットストックに助けられました!!
(銅の価格、値上がりしましたので、銅の水切りは高級品に・・・・
板金屋さんが一旦 曲げ加工してきたものを、現場で形状に合わせて
再度微調整して、小さな釘で留めてゆきます。

13煉瓦の細工213煉瓦の細工1
煉瓦を薄くスライスして、仙人がこんな物を

左は、電気のコンセントカバー    右は、トイレの換気口

外観イメージを乱す設備機器は、極力目立たないようにカモフラージュです。
それにしても、マメで器用な人だわ・・・・

煉瓦仕事は、この他にも薪ストーブスペースの炉台と、煙突に施しましたが、
それはまた次の機会に紹介したいと思います。


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